コラム9月−2
「夏の終わりの大珍事」

まえ とっぷ つぎ

皆さんは今年海に行きましたか?
私は夏の海を見ると学生時代に大学の近くの海によく行った事を思い出します。

【海面に浮かぶ男が一人・・・】
大学生だったその日も私は講義の空き時間を利用してバイクで海を眺めに行きました。
海辺で潮風に吹かれながら、終わりかけの夏の海で
私は最後の海水浴を楽しんでいるような1人の男の人を何気なく見ていました。

その内に自分の様に海を見に来た人がポツポツ増えてきて
結構賑やか感じにさえなりました。

しかし私が一時間程ボーッとしていると、その泳いでいる男性が
1度も浜に上がらず海につかり続けている事に気が付いたのです。

私が来た時は普通に泳いでた様に思えましたが、気付いた時は遠泳するわけでも無く、
かといって座れる位のところで波とチャプチャプ戯れるわけでもなく、
腰より少し上の深さのあたりでずーっと浸かっているのです。

【わけあり男の真相とは?】
少し不信に感じながらも更に1時間程経った時、ついに彼は行動に出ました。
ゆっくりと岸に向かってくる彼の両手が何故か徐々に股間に寄ってきます。
そして気が付けば
向こう30年分位の大量の海藻で前を隠して
海から上がってきたのです。


どうやら彼は海パンを持たずに下着で泳いでいた様です。
少し泳いで上がるつもりが増えすぎたギャラリーのせいで上がるに上がれなくなってしまったのでしょう。
そして最後の手段として海藻の力(?)を借りたのでした。

しかし前は隠せても後ろは隠せません。
白のブリーフがピッチリお尻に張付いてとってもお茶目さん。

彼の荷物が置いてあった場所には大量の海藻が置き去りにされていました。

夏の終わりの切ないエピソードです。

まえ とっぷ つぎ